もろバレ犬猿の仲

もろネタバレ犬猿回

決闘の約束の段のその後を二次創作

六はの部屋には留三郎(風邪)+伊作(看病要員)

六い部屋に行った帰りに留三郎の所に見舞いにきた
喜三太+錫高野与四郎

の話





「留三郎くん、何とか戻ってきたよ!文次郎くんには変装のことバレてしまったけどね」

「食満先輩!お加減はいかがですか?ナメさん見ますか?」

「へぐじッ!!喜三太、それに与四郎もすまないな」

「同室の留三郎の代わりにどうもありがとね」


「潮江先輩との決闘を延期すること、みんなで伝えてきたんですよ!食満先輩、どうか安心してナメさんとお休みになってください」

「ありがとうな、それでなんだが……どんな反応してたか、文次郎は?」

「あ、それが文次郎くん風邪引いてて……池に浸かって鍛錬のしすぎだって」

「あーッ!よ、与四郎先輩!」

「あ、喜三太、言っちゃ駄目だったか?」

「マズいですよ、潮江先輩、風邪引いたことは秘密にしといて、ってぼくたちに言ってたじゃないですか」

「なにい!文次郎が風邪?軟弱な……その程度で寝込むなど……!」

鼻をすすりつつふらふらと起き上がる留三郎。

「ちょっと!治るまでは起きちゃダメだって言ったでしょ留三郎!」

「こうしちゃいられない、一発勝負して根性叩き治してやる……ハクシュッ!」

「あーあ、留三郎ったら……絶賛風邪っぴきのくせにすっかり自分のことを棚において…………って布団が空っぽ!」

「食満先輩、いなくなっちゃった!!」

「どこいっただー、留三郎?」

「与四郎、喜三太、留三郎を追いかけるよ。きっと文次郎の所に向かってるはず」

「はーい!ほら、与四郎先輩もはやく!」

「おー!」




バアン!と障子を勢いよく開ける音。

「もんじろ……お前、たかが一晩水に浸かったくらいで風邪ひいたんだってな……は……ハックション!」

「そっちこそどうせロクでもない事で熱出したんだろう、留三郎何だその腑抜けた顔は……っ……ヘックショイ!」

「文次郎くん?お前の顔真っ赤だぞ、……グシュン!……地獄の会計委員長のくせして布団でお昼寝なんて笑えるな」

「それはこっちの台詞だ、お前も顔を鼻水だらけにして、面白いから今すぐ鏡を渡してやりたいくらいだ!!……へグチッ!」

「二人とも!!」

『 『  伊作!?  』 』

「喧嘩はそこまで、今日の決闘は中止になったんだろう?」

『『 いや、前言撤回だ!!!』』

「お前が気を失うまで闘ってやるからな」

「覚悟しとけよ、勝負だ……」



「……もう許さない……保健委員会の仕事を増やすのは誰かな……」

「伊作、どうしただぁ?」

「あ、先輩が覚醒した!!」

「ひい、ぐえっ!」

「い、いさ……ぎゃっ」

「留三郎も文次郎も手刀で気絶させたからね、これで朝までぐっすり寝ると思うよ」

「伊作先輩、さすがぁ!」

「僕は今夜仙蔵と一緒に寝ようかな……与四郎、留三郎の布団の移動をい組長屋に持って行くの手伝ってくれると嬉しいんだけど」

「もちろんいいだーヨ」

昼下がりの空には太陽がキラキラと照っていました。


おまけ
決闘の約束の段(これが公式なのに未だに驚いている)

初めの決闘シーンから目が釘付けになった

風邪を引いた留三郎の真っ赤になった顔。髪がいつもに増してボサボサ。アップでの解像度が普段より高いような気がするのは気のせいか……?

印象)鍛錬で水を被る人多い……(戸部先生も水被りで風邪引いたしな)

楽しみにしていた錫高野与四郎先輩!それになんと喜三太まで!なんという私得

与四郎先輩、忍たまの制服を着ると若干一ろの平太に似ている。
そして熱血な留三郎とは違ってなんという爽やかな笑顔……歯キランに笑った

練習の様子が冗談には見えなかったのでさては天然だな……

それに六は!ナチュラルに距離が近く普段の仲の良さがよくわかった

ケモノだとか幻のいきものだとか文次郎はポ〇モンなのか?(原作にもそんなネタあった)

文次郎のやつれてややきまり悪そうな感じが良かった。硬そうな髪が枕にブワっと広がっているところがいい。赤い楕円のほっぺたがレア


錫高野先輩……言付け余計なことまで言っている!!!(かわいい)

そして最後のせりふ……あれだけ互いを知り尽くしていればたとえ風邪でも一瞬で見分けられるとは思ったけれど……犬猿の互いを認めあっているところは最高でした

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